ゲームボーイアドバンス
オリエンタルブルー 青の天外
機種:ゲームボーイアドバンス
発売日:2003年10月24日
ジャンル:RPG
販売:任天堂
開発:ハドソン
今は亡きハドソンが天外魔境シリーズとして開発したRPGで、若干の独自性があるものの天外魔境シリーズらしいオーソドックスなシステムとなっています。
「赤の天外」というのも発売する予定だったらしいですが開発中止になったとのこと。
美しいグラフィックとBGM、個性的なキャラの数々は流石ハドソンと言えるクオリティで、少しだけビジュアルシーンがありますが主要キャラがほとんど登場しないのでその点はPCエンジンなどで天外シリーズを楽しんだ者からすると物足りなく感じるかもしれません。
今ではもう珍しくはないですが、アイテム・武器等の説明が表示されるので説明書がなくても問題なし。
主人公は性別を男性・女性から選べて、ステータス画面では顔と全身のグラフィックが見られるというなかなか凝っています。
男女で性能差がちょっとあるが、装備品が女性に適した物が多く登場するので女性の方が優位かもしれません。
キャラクターのデザインがどれも良いので、この一作で終わってしまったのはもったいないですね。
魔法的なものは敵を倒すことでもらえる「マ石」を集めて使うことで攻撃や回復などの効果が発動します。
合成によってより強い「マ石」を作ることも可能で、さらに武器・防具の改造に使用することが可能な点がこのゲーム独自の要素です。
「マ石」によって改造された武器・防具は組合わせによっては壊れやすくなるので基本「破壊率」が0%になるように「マ石」を組合わせなければいけません。
「マ石」の組合わせは試行錯誤でもいいが、TTC(トルクトレードセンター)というギルドっぽいとこで確認できるおつかいイベントでヒントをくれることもあります。
最初のイベントが終わると放り出されるので、とにかく聞き込みまくらないとイベントが発生しない。
「フリーシナリオシステム」ということで見落としがあると出現しないメインキャラ(2名)やイベントがあるので、一度最後までプレイしたあとに攻略本・サイトは確認していいと思います。
RPGの定番と言えるカジノといったミニゲーム要素もあり、種類は豊富なのでけっこう遊べるのと稼いだコインでレアアイテムと交換ができるので重要なイベントのひとつです。
物語はとにかく戦いの連続なのでファイナルファンタジーのような恋愛・悲劇といった展開があまりない点は盛り上がりに欠けるかと思います。
本当にオーソドックスなRPGを楽しみたいという方なら楽しめるはずです。
さてこの方はどなた?
後半までがんばってプレイしてみてください!
なかなかの大作で普通にプレイすればクリアするに40時間以上は掛かるかと思います。
クリア後は隠しダンジョンが用意されている点も必見です!
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